↑こういった方へ。
残念ながら消防士は「髪型を派手にするだけでダメ人間扱いされる可能性」がある組織です。
ほんの一部、茶髪・パーマなどをしてる消防士もいますが…。
基本的に、オシャレとは言い難い「黒くて短い髪」を求められるでしょう。
本記事はそんな消防士の「髪型」についてのコラムです。
ごゆっくりどうぞ♪(´ε` )
- 採用8年目に消防士を辞めた元・救急救命士
- 現在は一般企業の営業マン。係長やってます
- 辞めた理由?「消防組織がゴミだと思ったから」です!!w
消防士の髪型は?茶髪・パーマは可能?
- 法律上は「禁止ではない」
- ただし自治体や消防本部で取り決めがある場合も多い
- 実際に茶髪・パーマの消防士もいる
↑こんな感じ。
すごく簡単に言ってしまうと「髪型をいじっても法律違反にはならない」ってこと。
なので『染めても良いけど、怒られる覚悟はしとけ』ってことになります…(笑)
実は法律上の定めはない
- 地方公務員法
- 消防法
- 消防組織法
↑消防士に関係する法律は上記3つがメイン。
さすがに『髪型は黒色、短く清潔にすること!』なんてわざわざ細かく書いてないです。
茶髪やパーマが「消防士にふさわしいのか?」という点が、不鮮明なのは確かです…。
だからこそ、率先して髪型を派手にする消防士は少ないんですよね。
自治体によって「公務員としての自覚ある髪型」という規定あり
これも、はっきり言って「めちゃくちゃ曖昧すぎて意味不明」なんですけどね。
事実、髪型が派手すぎると消防本部や上司から怒られることはあります。
- 茶髪は公務員としてNG!
- パーマなんてするべきじゃない!
- 髪型は短く!消防士なら当たり前!!!
↑いや、何が「当たり前」なの?って感じですが(笑)
ひとまず古い風習のせいで、髪型を弄りたくても弄れない消防士は結構多いですね。
茶髪・パーマの消防士も一定数いる
- 消防本部の取り決めが緩い
- 上司・管理職が髪型にうるさくない
- もちろん、仕事は一生懸命やること
↑上記の条件が揃えば、少し染めたりパーマをかけたりすることができます。
事実、僕が元いた消防本部でも、パーマが1人、茶髪が2人(うち一名は女性)いました。
※ちなみに、「丸坊主」は消防ではあまり良しとされません。
東京消防庁では「ギリギリ坊主じゃない髪型」を求められたりするみたいです。何でも、丸坊主だと威圧感があって良くない、とか…。
まあ、消防組織の髪型の規定なんて、よく分からん謎ルールってことなんすよw
ほとんどの消防士が黒髪・短髪を選ぶ理由
- 現場活動で邪魔になるため
- やたら髪型にうるさい上司がいるため
- 髪型で悪目立ちしないようにするため
↑特に20代なんて、髪型は大事じゃないですか。
学生の頃のように、伸ばしたり染めたり巻いたりしたいっすよね。
正義感とか、公務員としての自覚とか、そういうのは「建前」に過ぎません。
ただ単純に、『髪型を派手にすると揉める』から、避けてるだけです…。
少し深掘りしますね。
現場活動で邪魔になるため
あまりにも髪の毛が長いと、シンプルに「邪魔」ですw
特に、消火活動中につける空気呼吸器↓↓
こんなやつなんすけど、顔面にピタッと面体(マスク)を密着させなきゃいけないんすよ。
なので、基本的に消防士には「ロン毛」はいません。
やっても茶髪・パーマまで、というのはほぼ全国共通ですね。
やたら髪型にうるさい上司がいるため
大多数の消防士が髪型をいじらない、「本当の理由」がこれ。
アホみたいに髪型に厳しい上司が必ずいるんすよ…。THE・昭和です(当の本人は、弄るほど髪の毛が残っていなかったりする)。
ちょっと茶髪にしただけで、永遠にパワハラを受けるケースだってある。
消防士の縦社会では、残念ながら上司の言うことは絶対。
無意味な争いを避けたいなら、髪型は諦めるしかないかなーと思います。
髪型で悪目立ちしないようにするため
- 上司や管理職に目をつけられる
- 市民にクレームをつけられる
- 別の消防士から変な目で見られる
↑こういうの、嫌がる消防士多いです。
だって結局、悪目立ちするとデメリットしかないですから。
消防の場合、どうせ給料は同じ。年齢と共にじわじわ上がっていくだけですから。
出来る限り目立つ行動をせず、のらりくらりと過ごすのが1番安全なんですよね…。
そんな自分の意思も持てないような人生、俺は嫌ですけどね!!w
【本音】消防士の髪型、ぶっちゃけ何でも良くないですか?
さて、ここからはガッツリ僕個人の意見を展開していきますよ。
結論。『髪型なんて何でも良い。大事なのはそこじゃねえだろ』って話です。
髪型ごときで消防士の能力は、決まらないと思うのです。
髪型ごときで消防士の能力を決めようとするバカ管理職がいるせいで、「遠慮して自分の意志や信念も持てず、だらだらと過ごす消防士」が増えるのです。
どうでしょうか…?(笑)
髪型でその人の能力を測るのはおかしい
- 『アイツは茶髪だからダメ』
- 『アイツは黒髪だから優秀』
↑こんな考えで能力を測るやつが、隊長だったら困りますよね?
えこひいきと何ら変わらない。
こういう「謎の価値観」で若手の優・劣を決めるから、消防士の能力が上がらないんすよ。
上司の顔色なんざ気にせず、訓練に励む消防士に火事を消し止めてもらいたい。
その人が優秀なら、たとえ金髪だろうと『最高の消防士』だと思います。
やる気や誠意と、消防士としてのスキルは関係ない
- 『髪型とか気にしてるなんて、やる気がない証拠だ』
- 『茶髪やパーマにするなど言語道断、恥を知れ』
- 『誠意がないやつにはパワハラで屈服させる』
いや。髪型とやる気、関係ないから(笑)
茶髪でもやる気ある消防士はいるし、黒髪でもクッソやる気ない消防士だっている。
そもそもね、全ての消防士には「休日(=プライベート)」があるじゃないですか。
アホな上司は、何かと「消防士としての自覚とやる気を持て」と言います。
それを言い訳に、髪型にも謎の縛りを押し付けているわけですが…。
他人の髪型に文句言う前に、テメエの休日の過ごし方考えろって話だと思うのですよ。
市民は、髪型ではなく「助けてくれるか?」を重要視すべき
- 茶髪・パーマだけどガタイがよく冷静で、常に現場で活躍できる消防士
- 黒髪・短髪だけどナヨナヨしてて、現場でミスばかりする消防士
↑どっちが、より必要な人材か?
あなたの家族・恋人が危険な目に遭っている時、どっちの消防士に駆けつけてきて欲しいか?
消防士という組織は、利益を追求する仕事は何1つありません。
そのせいで、髪型だのやる気だの、全く関係のない「価値観」で人を評価してしまってます。
僕ら一般の人間が、消防士に求めているのは「人助け」です。
黒髪でさっぱりした見た目は、付加価値に過ぎないのですよ…。
髪型に「謎の思想」を押し付ける消防士という組織
さてさて、僕の熱い弁論も虚しく響くのみですね(笑)。
今だに、消防士は「茶髪・パーマが許されない世界」のままです。
それもそのはず。消防士という組織は「変化を嫌う」ものだから。
- 新しい取り組み
- 新しい考え方・ものごとの捉え方
- 今までと違う方法でのアプローチ・改善
↑一般企業では、上記のような「改革/変革」が全てです。
ずっと同じやり方をしていたら、他の会社や時代の流れに置いていかれ「即・倒産」ですからね。
これこそが、消防士がいつまで経っても「つまらない仕事」である最大の理由。
髪型の話から飛躍しすぎ、と思うかもですが…。
120%自信があります。消防士のあなたは『うわ、分かる…』って感じてますよね?(笑)
消防そのものが、もはや化石レベルに時代遅れな組織である件
もちろん人命を救う消防士という仕事は、とても尊く素晴らしいと思います。
しかし如何せん「組織のやり方・仕組み」に問題がありすぎる。
黒髪で、さっぱり短い髪型でいろ?
茶髪=やる気なし。ナメてるからすぐに直せ?
…すみません。屁理屈こねましたw
けどまあ、同じような境遇・同じような思いの現役消防士さんもいるのかなーって。
そんな方に、少しでも共感してもらえれば良いなーと思い、この記事を書きました。
それでは、本記事は以上です!
またね( ´ ▽ ` )