消防士に関するコラム

消防士が楽な仕事だと断言できる決定的な理由【元・消防士が語る】

消防士が楽な仕事だと断言できる決定的な理由【元・消防士が語る】
消防士くん
消防士くん
消防士って他の仕事より「楽(ラク)」って聞くけど…実際のところどうなんすか?

↑こんな疑問にお答え。

断言しますが、消防士はマジで楽な仕事ですよ。民間へ転職して、そう強く思います。

今回は『楽なのはメリットでもあり、デメリットでもあるよ〜』って話をしたいんですよね。

この記事は主に、「消防士生活に嫌気がさしており、しかし楽だから続けるべきか…と悩んでいる方」へ向けて書いたものです。6年目で消防士を辞めた僕が、リアルなところをお伝えします。

楽すぎる消防士という仕事と、どう向き合うか?

今後の参考にしてもらえたら幸いです。

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消防士は楽な仕事であると断言できる理由

消防士は楽な仕事であると断言できる理由

POINT

  • 休日数が多い
  • サボっていても給料が出続ける
  • ノルマや締切、営業がない

↑上記のとおり。

普通のサラリーマンからすると、羨ましい限りなんですよ。

たしかに火災や救急の現場は大変です。体力的にキツい場面もありますよね。でもそんなの全く問題にならないほど、消防士は「楽ができる仕事」なんです。

ラクしてお金が稼げるって、全人類の夢ですからね…?(笑)

休日数が多い

  • 3交代制:1日24時間仕事→その後2日(48時間)が休み
  • 2交代制:1日24時間仕事→その後1日(24時間)が休み、定期的に4連休が発生

現役消防士の頃は、特に気にしてませんでしたが…。

消防士って、たぶん日本一休みが多い仕事ですよ。はっきり言って「異常」です。

会社員になると、平日はすべて仕事。5日連続で消防署に行くことを想像してください。…イヤですよね?サラリーマンは毎週それをやってるんすよ(笑)

24時間勤務といっても、ずっと仕事をしているわけじゃない。

ヒマな消防署でしっかり寝て、その後48時間を全力でエンジョイできる。

そんな消防士が『楽じゃないよぉ』なんて言ってたら、嫌われますよ?マジでw

サボっていても給料が出続ける

消防士くん
消防士くん
確かに消防士は休みが多い!でも、その分一生懸命仕事をしているんだ!深夜だろうとクリスマスだろうと、火災や救急があれば現場に行かなきゃならないんだぞ!大変なんだぞ!

↑こういう意見を述べる消防士がいます。

しかし、それも「建前」に過ぎません。なぜなら消防士は「サボり放題」だから。

消防士は「サボっていても給料が出続け、クビにならない」点でめちゃくちゃラク。

その気になれば、火災現場でボケーっとしていることも可能。上司に怒られるだけで実質ノーダメージです。訓練も何もせず、1日中テレビを見ている消防士も多いですよね?

これは、公務員という「リストラできない世界」だけに許された「チート行為」です。

一方で会社員は、目に見えてサボっているとクビを切られます。もしくは出世・昇給が遅れます。これが、普通です。

消防士って、とりあえず出勤・出動さえしていればOKじゃないですか。

こんなにも楽に、「仕事しているフリ」ができる職業なんて、他にないですからね…。

ノルマや締切、営業がない

  • 今月中に、売り上げを10%上げろ!!
  • 今週末までに取引先と契約できなきゃヤバいぞ!!
  • クライアントと打ち合わせだ!失礼のないよう準備しとけ!!

↑これ、会社員では当たり前です。

しかも怖いことに、これらの指示に従えないと「一発アウト」ですからね。

ノルマや締め切りってのは、会社が売上を伸ばし存続していくために「必須」なんですよ。当然、ノルマを守れない「無能」はクビ候補。最低でも、出世レースからは即脱落です。

消防士に、こういった「利益のための活動」ってありますか…?

ただ漠然と『よりよい現場活動をしよう!』『市民を助けるため最善を尽くそう!』などと綺麗事を言っていれば、なんとかなる世界じゃありませんか…?

サラリーマンは違います。やる気や誠意を見せても「結果」が出ないとアウト。

上司の顔色を伺って、それっぽい訓練や事務処理をしていれば済む消防士の方が、1000倍くらい「楽」ですよね。

以上、消防士が「楽な仕事」であるという、決定的な理由。

僕自身、今は会社員として毎日『ヒィヒィ』言ってるわけですから、ほぼ間違いないはずです(笑)

消防士は楽だけど、つまらない仕事

消防士は楽だけど、つまらない仕事

  • 得られるものが何もない
  • 唯一、市民からの「ありがとう」が救い
  • 楽な仕事だからこそ、パワハラが蔓延する

↑消防士の抱える問題点。

それは「楽すぎる」ことにより、消防士として生きる人生が「楽しくない」ことです。

例えば「ニート」って、楽に生きていて羨ましいですよね?毎日家でゲームして、仕事せず暮らせるわけですから。でもね、実はニートの自殺率ってめちゃくちゃ高いんですよ。

「楽すぎる仕事」は、人をダメにします。

ダメになった人は、ダメじゃない他人と自分とを比べて、落ち込みます。病みます。

消防士のあなたが今悩んでいるのは、『自分には、何もない…』と感じている部分があるからではないですか?

少し深掘りします。

消防士は、得られるものが何もない

僕が消防士を辞める決意をした、1番の理由がこれです。

もちろん救命士としての医学的知識とか、消防・救助のスキルとか、覚えられるものはあります。

ただ、社会人としての教養やお金を稼ぐスキル、優秀と言われる人たちが勉強していることなど、「本当に人生で得ておくべきスキル」が一切得られないままだと感じたんですよね。

事実、消防士は「潰しが効かない仕事」と言われます。

消防士で得たものは、消防士の世界でしか使い物にならないってことです。

そんなレベルの「何か」しか得られないからこそ、楽な仕事なのだと思うのです。

※消防士を辞めたい方向けに、【後悔しないために】消防士を辞めたい人が取るべき行動とは?で僕の経験談を語ってますので参考にどうぞ。

唯一、市民からの「ありがとう」が救い

  • 人生に役立つスキル・知識は身につかない
  • 給料も天井があり、退職金は下がりっぱなし
  • 得られるものは市民からの「感謝」だけ

↑こんな感じですよね。

もちろん『市民のため働く消防士は、素晴らしい!』という意見もあるでしょう。

人の命を救うとかって、なかなかできることじゃないですからね。

ただ、僕は感謝「だけ」されても嬉しくなかった。『何か、このままじゃいけないような…』という思いばかりが募ってましたね。

楽しくなかったんです。

楽して高給取りのクソ上司。代わりに若手が仕事して、勉強して、訓練して・・・。

市民から「ありがとう」と言われて、他には何も得られず終わり。

こんな消防士生活が、楽しいと言えるはずがないんですよね。

楽な仕事だからこそ、パワハラが蔓延する

  • 部下をこき使えば楽できる
  • エラそうに説教すれば誰も逆らってこない
  • 能力が低くても、年齢が上なら立場も上

↑消防士のパワハラは、おっさんどもが楽をするための免罪符です。

それっぽい説教をしていれば、自分が1番楽なんですよ。

『時には厳しい指導も必要です。命に関わることなので。』とでも言っておけば、あとはやりたい放題。仕事を全部押し付けて、自分は座ってるだけで高い給料がもらえる仕組みです。

いま、上司からのパワハラで悩んでいるあなた。

あなたは、そのクソ上司の「尻拭い」をさせられている状態です。

一般企業の場合、『成果を出した奴が偉い』という仕組みになってます。部下にイヤミを言うより、自身で努力して結果を出した方が、出世や昇給につながる世界なんです。

そういった「競争」が排除されている消防士だからこそ、年功序列に甘え切ったクソ親父どもがパワハラをしている状況。

はっきり言って「馬鹿馬鹿しい」と思うのです…。

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【暴露】消防士の仕事が楽すぎて「ゴミ溜め」になっている件

【暴露】消防士の仕事が楽すぎて「ゴミ溜め」になっている件

  • 仕事しない消防士
  • 責任を取らない上司
  • 何かと『それはできません』と言い張って逃げる消防士

↑あなたの消防署にも、こういうクソ消防士がいるはず。

もしくは、気付かぬうちにあなた自身もそうなってしまっているかも知れません。

楽にお金が稼げるのは、最高に良いことです。しかし世の中の大半の人は、「頑張ってお金を稼いでいる」わけですよ。このギャップにより、消防士が「ゴミ集団」に見えてしまいます。

現在の僕は、消防士になりたいと言う若者を全力で止めます。

消防士になるより、民間にいる方が良いと確信しているためです。

全く仕事をせず、市民の税金で悠々自適に生きる消防士

  • 1日中、筋トレやテレビに夢中
  • 向上心など何もなく、訓練もほとんどしない
  • 出動があったら『だりい…』と言いながら現場へ向かう

↑こんな消防士の給料が、市民の払った税金から出ているという事実。

はっきり言って「泥棒」じゃないですか?(笑)

もちろん、世の中には毎日一生懸命働く、素晴らしい消防士もいます。そういう方にはぜひぜひ給料をドカンと払ってあげてほしい。しかし、サボってる奴に渡す税金は、ないです…。

仕事をしない国会議員や政治家と同じ。

消防士だって、仕事をしなければ立派な「税金泥棒」だと思うのです。

事実、そういう消防士がいることに、まだ世間が気付いていないだけですよね。

出世すればするほど楽をしたがる

  • 責任を取りたくない・面倒ごとはイヤ
  • でも、高い給料はキープしたい
  • 何もせず静観し、波風立てずに仕事しているフリをする

↑こういう上司が、とてつもなく多い。

ミスをする部下への説教が、『てめえ俺の立場に傷がついたらどうしてくれるんだ?』という意味にしか聞こえません。

残念ながら、頑張っても頑張らなくても給料は一定。『頑張って仕事をすると、何かミスをした時に問題になってしまう。だったら、何もしないでいる方がマシ』という考えですね。

楽な消防士という世界で、何もせずただ歳を取ったおっさん連中の末路。

常に「楽すること」だけを考えて、ゾンビのように給料を吸い取るクソ上司です。

とにかく責任逃れをし、なんとか定年退職まで逃げ切ろうとする消防士に、あなたはついていけますか?

不平不満や「NO!」が飛び交う「楽をしたもん勝ち」の世界

  • 『それはできません』
  • 『自分には荷が重いです』
  • 『自分にはその仕事はまだ無理です』

↑上記が、「仕事から逃げるためのNO」です。

一般企業だと、「NO」を言いすぎると立場が怪しくなります。

仕事をしない社員は、窓際に追いやられていきます。

しかし消防士の場合はどうでしょう?誰かが「NO」と言えば、「YES」と言う人にその仕事が降りかかるだけ。「NO」と発言する側に、何のデメリットもありません。

実際、僕が消防士だった頃、ほぼ全ての仕事に「NO」を言う50歳の上司がいました。

報告書は書かない、訓練はできない、運転も苦手…。

結局、安い給料で働く若手が、毎日毎日尻拭いをしてなんとか1年間乗り切る形。

『できない』と言い続ける上司が、シンプルに「楽をしていた」わけです。消防士という世界では、「NO」を言っても自分の身は危ぶまれません。他人に迷惑がかかる、それだけ。

つまり「楽をした者勝ち」という、恐ろしい構造。

どこが正義のヒーローやねん!って話なんですよね…。

消防士を続けるのが嫌になっている方へ

消防士を続けるのが嫌になった方へ

ここまで僕のコラムを読んでくれたってことは、どこか「共感」している部分があるからでしょう。

  • 消防士、楽だけどつまらない
  • クソ上司が嫌いすぎる
  • このまま消防士として人生を終えるイメージが湧かない

↑こんな感じでしょうか。

僕は、実際に消防士を辞めました。もはや「意地」です(笑)

楽して金を稼ぐクソ上司どもに喧嘩を売りまくり、僕自身も仕事をサボっては転職の準備をしまくったり…。もはや消防署に「居場所」など、なかったわけですw

あなたは、どうしますか?

「楽」を取るか?「楽しい」を取るか?

  • 消防士を続ける → めちゃくちゃ「楽」
  • 消防士を辞める → めちゃくちゃ「楽しい」

↑どちらにも、一長一短があります。

事実、僕は消防士を辞めたことで「仕事 = クソ大変だけど、結構楽しい」という日々が待っていました。

一方で、消防士を続けている同期は、『1ミリも楽しくないけど、ラクだからまあいい』と言ってます。

楽に稼いで、豊富な休日をできるだけエンジョイする方向に割り切るのか?

それとも、新しい世界へ飛び込んで、苦労しながらいろいろな体験をしていくのか?

冷静に判断することをお勧めします。

消防士は人目さえ気にしなければ一生楽に稼げます

  • 「NO」と言ってもクビにはならない
  • 他人から嫌われても、給料は出続ける
  • やる気ゼロでも出勤さえしてれば社会で生き残れる

↑上記のとおり。

日本という恵まれた環境で「国家の犬」として働くだけで、これだけのメリットを得られるわけです。

今のあなたの月収が20万だとしましょう。一般企業では「とんでもないミスをせず、それなりの結果を出し、なおかつ向上心を上司にアピール」できて、ようやく得られる金額です。

一方の消防士は「ただ、そこにいる」だけで良いのです。

こんなにも楽な仕事は、絶対に他にはない。

楽して稼ぐことが人生最大のメリットと考えるなら、絶対に消防士を辞めない方がいいです。

楽すぎて退屈なら、何か新しい行動をしよう

  • 何か新しいことに挑戦してみる
  • スキルや資格など、「人生の財産になる何か」を勉強してみる
  • 転職先を少しずつ探してみる

楽して消防士をやり続けるのも良いですが…。

どうせ楽なら、空いた時間で「もしもの時の備え」をしておくのが、賢い考えです。

この記事で触れたとおり消防士は、サボっても人生が詰まないんですから。給料を貰いつつ、しかもいつでも何かを学べる。それだけの余裕と時間がある職業なんて、消防士だけです。

もし、楽をし続けて「何もない消防士」として人生を終える時。

きっとあなたは後悔します。

『あんなに時間があったのに、もう人生使い切ってしまった…』と。

僕のように「辞めて転職する」ことが絶対の正解とは言いません。

しかし少しでも「万が一でも食っていける万全の備え」や、「自己肯定感が上がるようなスキル・知識の勉強」をしておくのは、絶対にお得な行動です。

ぜひ、楽に生きれる「イマ」を利用して、色々なことにチャレンジしてみてください。

火が消せる消防士なんて、どこにでもいます。

火が消せて、しかも他の消防士ができない「何か」を身に付けたその時こそ、あなたの人生が少しずつ好転すると、僕は思います。

僕は4年かけて消防士を辞めました。

4年間、なんとか食っていけるように色々なことを勉強しましたが…どれも、すごく楽しいっすよ(笑)

それでは。

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