↑こんな疑問にお答え。
断言しますが、消防士はマジで楽な仕事ですよ。民間へ転職して、そう強く思います。
今回は『楽なのはメリットでもあり、デメリットでもあるよ〜』って話をしたいんですよね。
楽すぎる消防士という仕事と、どう向き合うか?
今後の参考にしてもらえたら幸いです。
消防士は楽な仕事であると断言できる理由
- 休日数が多い
- サボっていても給料が出続ける
- ノルマや締切、営業がない
↑上記のとおり。
普通のサラリーマンからすると、羨ましい限りなんですよ。
ラクしてお金が稼げるって、全人類の夢ですからね…?(笑)
休日数が多い
- 3交代制:1日24時間仕事→その後2日(48時間)が休み
- 2交代制:1日24時間仕事→その後1日(24時間)が休み、定期的に4連休が発生
現役消防士の頃は、特に気にしてませんでしたが…。
消防士って、たぶん日本一休みが多い仕事ですよ。はっきり言って「異常」です。
24時間勤務といっても、ずっと仕事をしているわけじゃない。
ヒマな消防署でしっかり寝て、その後48時間を全力でエンジョイできる。
そんな消防士が『楽じゃないよぉ』なんて言ってたら、嫌われますよ?マジでw
サボっていても給料が出続ける
↑こういう意見を述べる消防士がいます。
しかし、それも「建前」に過ぎません。なぜなら消防士は「サボり放題」だから。
消防士は「サボっていても給料が出続け、クビにならない」点でめちゃくちゃラク。
これは、公務員という「リストラできない世界」だけに許された「チート行為」です。
一方で会社員は、目に見えてサボっているとクビを切られます。もしくは出世・昇給が遅れます。これが、普通です。
消防士って、とりあえず出勤・出動さえしていればOKじゃないですか。
こんなにも楽に、「仕事しているフリ」ができる職業なんて、他にないですからね…。
ノルマや締切、営業がない
- 今月中に、売り上げを10%上げろ!!
- 今週末までに取引先と契約できなきゃヤバいぞ!!
- クライアントと打ち合わせだ!失礼のないよう準備しとけ!!
↑これ、会社員では当たり前です。
しかも怖いことに、これらの指示に従えないと「一発アウト」ですからね。
消防士に、こういった「利益のための活動」ってありますか…?
ただ漠然と『よりよい現場活動をしよう!』『市民を助けるため最善を尽くそう!』などと綺麗事を言っていれば、なんとかなる世界じゃありませんか…?
サラリーマンは違います。やる気や誠意を見せても「結果」が出ないとアウト。
上司の顔色を伺って、それっぽい訓練や事務処理をしていれば済む消防士の方が、1000倍くらい「楽」ですよね。
以上、消防士が「楽な仕事」であるという、決定的な理由。
僕自身、今は会社員として毎日『ヒィヒィ』言ってるわけですから、ほぼ間違いないはずです(笑)
消防士は楽だけど、つまらない仕事
- 得られるものが何もない
- 唯一、市民からの「ありがとう」が救い
- 楽な仕事だからこそ、パワハラが蔓延する
↑消防士の抱える問題点。
それは「楽すぎる」ことにより、消防士として生きる人生が「楽しくない」ことです。
「楽すぎる仕事」は、人をダメにします。
ダメになった人は、ダメじゃない他人と自分とを比べて、落ち込みます。病みます。
消防士のあなたが今悩んでいるのは、『自分には、何もない…』と感じている部分があるからではないですか?
少し深掘りします。
消防士は、得られるものが何もない
僕が消防士を辞める決意をした、1番の理由がこれです。
もちろん救命士としての医学的知識とか、消防・救助のスキルとか、覚えられるものはあります。
事実、消防士は「潰しが効かない仕事」と言われます。
消防士で得たものは、消防士の世界でしか使い物にならないってことです。
そんなレベルの「何か」しか得られないからこそ、楽な仕事なのだと思うのです。
※消防士を辞めたい方向けに、【後悔しないために】消防士を辞めたい人が取るべき行動とは?で僕の経験談を語ってますので参考にどうぞ。
唯一、市民からの「ありがとう」が救い
- 人生に役立つスキル・知識は身につかない
- 給料も天井があり、退職金は下がりっぱなし
- 得られるものは市民からの「感謝」だけ
↑こんな感じですよね。
もちろん『市民のため働く消防士は、素晴らしい!』という意見もあるでしょう。
人の命を救うとかって、なかなかできることじゃないですからね。
楽しくなかったんです。
楽して高給取りのクソ上司。代わりに若手が仕事して、勉強して、訓練して・・・。
市民から「ありがとう」と言われて、他には何も得られず終わり。
こんな消防士生活が、楽しいと言えるはずがないんですよね。
楽な仕事だからこそ、パワハラが蔓延する
- 部下をこき使えば楽できる
- エラそうに説教すれば誰も逆らってこない
- 能力が低くても、年齢が上なら立場も上
↑消防士のパワハラは、おっさんどもが楽をするための免罪符です。
それっぽい説教をしていれば、自分が1番楽なんですよ。
いま、上司からのパワハラで悩んでいるあなた。
あなたは、そのクソ上司の「尻拭い」をさせられている状態です。
そういった「競争」が排除されている消防士だからこそ、年功序列に甘え切ったクソ親父どもがパワハラをしている状況。
はっきり言って「馬鹿馬鹿しい」と思うのです…。
【暴露】消防士の仕事が楽すぎて「ゴミ溜め」になっている件
- 仕事しない消防士
- 責任を取らない上司
- 何かと『それはできません』と言い張って逃げる消防士
↑あなたの消防署にも、こういうクソ消防士がいるはず。
もしくは、気付かぬうちにあなた自身もそうなってしまっているかも知れません。
現在の僕は、消防士になりたいと言う若者を全力で止めます。
消防士になるより、民間にいる方が良いと確信しているためです。
全く仕事をせず、市民の税金で悠々自適に生きる消防士
- 1日中、筋トレやテレビに夢中
- 向上心など何もなく、訓練もほとんどしない
- 出動があったら『だりい…』と言いながら現場へ向かう
↑こんな消防士の給料が、市民の払った税金から出ているという事実。
はっきり言って「泥棒」じゃないですか?(笑)
仕事をしない国会議員や政治家と同じ。
消防士だって、仕事をしなければ立派な「税金泥棒」だと思うのです。
事実、そういう消防士がいることに、まだ世間が気付いていないだけですよね。
出世すればするほど楽をしたがる
- 責任を取りたくない・面倒ごとはイヤ
- でも、高い給料はキープしたい
- 何もせず静観し、波風立てずに仕事しているフリをする
↑こういう上司が、とてつもなく多い。
ミスをする部下への説教が、『てめえ俺の立場に傷がついたらどうしてくれるんだ?』という意味にしか聞こえません。
楽な消防士という世界で、何もせずただ歳を取ったおっさん連中の末路。
常に「楽すること」だけを考えて、ゾンビのように給料を吸い取るクソ上司です。
とにかく責任逃れをし、なんとか定年退職まで逃げ切ろうとする消防士に、あなたはついていけますか?
不平不満や「NO!」が飛び交う「楽をしたもん勝ち」の世界
- 『それはできません』
- 『自分には荷が重いです』
- 『自分にはその仕事はまだ無理です』
↑上記が、「仕事から逃げるためのNO」です。
一般企業だと、「NO」を言いすぎると立場が怪しくなります。
仕事をしない社員は、窓際に追いやられていきます。
実際、僕が消防士だった頃、ほぼ全ての仕事に「NO」を言う50歳の上司がいました。
報告書は書かない、訓練はできない、運転も苦手…。
結局、安い給料で働く若手が、毎日毎日尻拭いをしてなんとか1年間乗り切る形。
つまり「楽をした者勝ち」という、恐ろしい構造。
どこが正義のヒーローやねん!って話なんですよね…。
消防士を続けるのが嫌になっている方へ
ここまで僕のコラムを読んでくれたってことは、どこか「共感」している部分があるからでしょう。
- 消防士、楽だけどつまらない
- クソ上司が嫌いすぎる
- このまま消防士として人生を終えるイメージが湧かない
↑こんな感じでしょうか。
僕は、実際に消防士を辞めました。もはや「意地」です(笑)
あなたは、どうしますか?
「楽」を取るか?「楽しい」を取るか?
- 消防士を続ける → めちゃくちゃ「楽」
- 消防士を辞める → めちゃくちゃ「楽しい」
↑どちらにも、一長一短があります。
事実、僕は消防士を辞めたことで「仕事 = クソ大変だけど、結構楽しい」という日々が待っていました。
一方で、消防士を続けている同期は、『1ミリも楽しくないけど、ラクだからまあいい』と言ってます。
楽に稼いで、豊富な休日をできるだけエンジョイする方向に割り切るのか?
それとも、新しい世界へ飛び込んで、苦労しながらいろいろな体験をしていくのか?
冷静に判断することをお勧めします。
消防士は人目さえ気にしなければ一生楽に稼げます
- 「NO」と言ってもクビにはならない
- 他人から嫌われても、給料は出続ける
- やる気ゼロでも出勤さえしてれば社会で生き残れる
↑上記のとおり。
日本という恵まれた環境で「国家の犬」として働くだけで、これだけのメリットを得られるわけです。
一方の消防士は「ただ、そこにいる」だけで良いのです。
こんなにも楽な仕事は、絶対に他にはない。
楽して稼ぐことが人生最大のメリットと考えるなら、絶対に消防士を辞めない方がいいです。
楽すぎて退屈なら、何か新しい行動をしよう
- 何か新しいことに挑戦してみる
- スキルや資格など、「人生の財産になる何か」を勉強してみる
- 転職先を少しずつ探してみる
楽して消防士をやり続けるのも良いですが…。
どうせ楽なら、空いた時間で「もしもの時の備え」をしておくのが、賢い考えです。
もし、楽をし続けて「何もない消防士」として人生を終える時。
きっとあなたは後悔します。
『あんなに時間があったのに、もう人生使い切ってしまった…』と。
僕のように「辞めて転職する」ことが絶対の正解とは言いません。
ぜひ、楽に生きれる「イマ」を利用して、色々なことにチャレンジしてみてください。
火が消せる消防士なんて、どこにでもいます。
火が消せて、しかも他の消防士ができない「何か」を身に付けたその時こそ、あなたの人生が少しずつ好転すると、僕は思います。
僕は4年かけて消防士を辞めました。
4年間、なんとか食っていけるように色々なことを勉強しましたが…どれも、すごく楽しいっすよ(笑)
それでは。