↑こんな若手消防士に〝悲報〟です。
残念ながら、消防士のストレスは一生減りません。そういう「構造」になっているから…。
元・消防士の僕が「消防士×ストレス」に関するリアルをまとめました。
- 【辞めて確信】消防士はストレスが多すぎる仕事
- 消防士の代表的な「ストレス源」を5つ暴露する
- ストレスに悩む消防士が今日からやるべきこと
消防士。それは「ストレス」にまみれた職業…。
事実として、心の不調を訴える消防士の数は、年々上昇傾向です。
消防隊員は、多くの者が職務に従事する中でストレスを感じており、35%の心身の不調と、12.2%のPTSD症状を呈する者が見受けられた。消防隊員の8割が精神的ケアを必要と考えていることからも、消防局はその地域に根差した惨事ストレス対策を講じていく必要があることが明らかとなった。
引用元:消防隊員のメンタルヘルスについての実態調査報告 – CORE
悩める消防士の方へ贈るコラムです。
3分ほど、お付き合いいただけたら嬉しいです。
消防士はストレスが多すぎる仕事【辞めて確信した】
- 消防士:ストレス★★★★★
- 民間企業:ストレス★★★☆☆
- ニート:ストレス★☆☆☆☆
↑こんなイメージなんですよね。
どんな生き方にもストレスはあれど、消防士がダントツです。
…本当はニートになりたいですけどね…w
ストレス耐性がない人は消防士NGです
他にも仕事はいくらでもあります。
「人のため」になる仕事だって、いくらでもあります。
心や身体を壊してからじゃ遅いですからね…。
消防士という仕事は、向いていないのに無理してやる必要などないですよ。
【暴露】消防士のストレス5選【耐えられるのは一部の変態のみ】
- 過酷・悲惨・胸糞な現場から受けるストレス
- 上司との人間関係から受けるストレス
- 睡眠不足によるストレス
- 努力が報われないことによるストレス
- 管理職がクズばかりなストレス
↑上記の5つ。
もちろん他にもありますが…最も重要な「ストレスの原因」についてまとめます。
順番に見ていきましょう。
過酷・悲惨・胸糞な現場から受けるストレス
- キツい
- 汚い・臭い
- 悲しい
シンプルに「現場」から受けるストレス。
具体例を出せばキリがないですが…1つ分かりやすい例を。
消防士には、カッコいい・ヒーローなどのイメージばかりが付き纏います。
しかし現実は過酷で、いわゆる「PTSD」を発症する消防士も少なくありません。
PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)は、死の危険に直面した後、その体験の記憶が自分の意志とは関係なくフラッシュバックのように思い出されたり、悪夢に見たりすることが続き、不安や緊張が高まったり、辛さのあまり現実感がなくなったりする状態です。
引用元:みんなのメンタルヘルス-厚生労働省
消防士のストレスと言えば、やはりPTSD。
一生懸命で真面目な消防士ほど、悲惨な現場での出来事が頭にこびりついてしまうので注意してください。
上司との人間関係から受けるストレス
- パワハラ・説教を日常的に受ける
- 嫌がらせ・いじめをされる
- 仕事の尻拭いをさせられる
消防士という組織の人間関係は、はっきり言ってゴミofゴミです。
それはなぜか?古い伝統である「年功序列」が今もなお続いているから。
ガキ大将気取りのパワハラ上司が、常に幅をきかせている最悪の環境。
その結果がパワハラやいじめ。ターゲットにされた時点でジ・エンド。
猛烈なストレスを受けることになるので、パワハラがない仕事を望むなら、消防士は絶対にNGです。
睡眠不足によるストレス
- 24時間の勤務
- 深夜の仮眠中も出動指令がかかる
- 夜通しの活動でフラフラ
↑こんな日々。
消防士は、とにかく「不規則」なサイクルで仕事が回ってます。
メンタルと睡眠には、密接な関わりがあります。
質の良い睡眠が取れないストレスは、「不幸感」が半端じゃないです…。
僕自身、転職して1番嬉しいのが「夜は寝れる」という当たり前の事実だったりするのでね…(笑)
努力が報われないことによるストレス
- 頑張っても給料は上がらない
- サボってる上司の方が給料が高い
- スキルや知識を磨きまくっても、出世と関係ない
僕が消防士を辞めた最大の理由。
努力に対する「見返り」が1つもなかったことです。
遠くまで研修を受けに行こうが、休日を利用してトレーニングしようが…。
何もせずただそこに「いるだけ」の先輩の方が給料も立場も上。これでモチベを保てるはずがない。
一般企業では、努力して成果を上げれば「見返り」があります。
民間と消防士の決定的な違い。
努力が報われないストレスが、あるか・ないか、だと僕は思ってるわけです。
人並みに努力ができ、それを正しく認められたいならば、絶対に消防士(公務員)はダメ。
他の選択肢を取るようにしましょう。
会社の掲載数が多い転職サイト
管理職がクズばかりなストレス
- 慣習・古いやり方を変えようとしない
- 何かあっても「現場」のせいにし責任を取らない
- 自分の保身にしか興味がない
コロナ禍に対する、日本の政治家のやり方を思い出してほしい。
消防の管理職もそれと同じで「何もできない老害」ばかりです。同じ公務員ですから…。
年齢だけで出世したバカ管理職に、正しい判断・決断ができるわけないんですよね。
責任も取ろうとせず、偉そうに指示を出し、自分は何もしていない…。
そんな連中に何もやり返す手段がなく、ただ従うしかない消防士のストレス。
あれ?消防士って「奴隷」でしたっけ…???
ストレスに悩む消防士のあなたへ【今日からやるべきこと】
- 「ストレスはなくならない」と認めること
- 周りが変わるのを待たず、自分が変わること
- 今すぐ消防士を辞めようとはしないこと
↑上記のとおり。
簡単にいうと「諦め」→「決意」→「準備」ですね。
これから、消防士はどう生きるべきか?
順番に解説していきますので参考にしてください。
「ストレス源」はなくなることはない
断言しますが、消防士のストレスはなくなりません。
消防という組織が「良い方向」に向かうことなど、今後永久にないので…。
- 人間関係・パワハラ
- 努力が報われない構造
- 管理職が保身に走る構造
全て昔から存在し、ず〜〜〜っと変わらないままですよね。
それが、公務員という「変化を望まない組織」の真実の姿なんです。
消防士のストレスが、いつか消えるなどと期待してはダメ。
そうやって祈りながら消防士を続けて、結局死んだ目で働くおっさん消防士が、あなたの近くにもいるはずだから。
周りが変わるのを待たず、自分が変わるべし
- 組織:変わらない
- 管理職:変わらない
- 上司:ほぼ、変わらない
消防士の現状は、上記ですよね。
じゃあ、どうするか?〝あなた〟が変わるしかないですよね?
- ストレスを跳ね除けられる「メンタル」を磨くか?
- よりストレスのない「環境」への転職を目指すか?
- 何か新しいことを学び、自分の「可能性」を広げるか?
いずれにしろ〝あなた〟が主語です。
組織や上司が変わってくれるのを待つのではなく、自分が変わるしかストレスに打ち勝つ術はありませんよね。
注意!消防士を辞めるのは「最終手段」です
- 「他にやりたいこと」が見つかったら辞める
- 「転職先」が見つかったら辞める
- 「消防士を辞めても生きていける自信」をつけてから辞める
↑この思考が大事。
今すぐ消防士を辞めると、ほぼ100%の確率で「生活が苦しくなる」と思います。
重要なのは、辞めることも視野に入れつつ行動することですよね。
ストレスから解放される1番の方法は、仕事を変えて他の分野で活躍することなので。
※消防士を辞めたい人は、以下の記事も参考にしてください。
本記事の内容は以上です。
ストレスに悩む消防士が、1人でも減ることを祈っております。