消防士に関するコラム

【君は続けられるか?】消防士という職業について「本音」で語る

【君は続けられるか?】消防士という職業について「本音」で語る
未来の消防士くん
未来の消防士くん
消防士って、実際どんな仕事なんだろうか…やってる人の「本音」を聞いてみたいな。

↑元消防士が、こんな疑問にリアルに答えます。

本記事の内容

  • 消防士の本音【誰もが気になる3つのコト】
  • 辞めたからこそ本音で言える『消防士はやめときな』
  • ネット上の「消防士の本音」がマジでやばい件

消防士という仕事には、実際に働いてみないと分からない「闇」があります。

『人命救助の華やかなヒーロー?』いえ、現実はそうでないことの方が多いんですよね。

この記事では、消防士を目指すあなたに「本音」を伝えます。それでも『消防士になりたい!』と強い意志を持てるなら大丈夫。1つの事前チェックだと思って読んでみてください。

それでは、早速いきましょう〜。

消防士をやるなら「現場の本音」を知っておいた方が良い

消防士をやるなら「現場の本音」を知っておいた方が良い

  • カッコいいイメージ
  • 正義感が強いイメージ
  • 体を鍛えて、お給料がもらえるイメージ

↑消防士に対し、良いイメージをお持ちの方は多いはず。

しかし実際は、どうなのでしょうか?

消防士がどんなふうに働いているのか、そして消防士たちはどんな思いで日々仕事をしているのか。そのあたりの「本音」を聞かずに、消防士になるのは少し危険です。

イメージと違って、後悔することのないように。

消防士にも当然「デメリット」はあるので、確認しておくことをおすすめします。

一般的なイメージと大幅にかけ離れた仕事

  • 火災よりも救急出動の方が多い
  • 訓練や筋トレより事務仕事の方が多い
  • パワハラ蔓延・年功序列による完全な「奴隷制度」

↑上記のとおり。

現役の消防士なら、誰もが心当たりがあるはずです。

消防士という仕事は、一般社会とは全く違う世界にいる「閉鎖的な組織」です。長い時間をかけて「謎ルール」が構築されており、イメージと全く違う仕事をさせられることも多い。

消防士は、決して「クリーン」な仕事とは言えないのが現実なんですよね。

消防士で誰もが気になる「3つのコト」について本音で語る

消防士で誰もが気になる「3つのコト」について本音で語る

  1. お金・給料は?
  2. やりがいは?
  3. パワハラの実態は?

↑上記の3つ。

『まあ何とかなるでしょ!』では、済まされない可能性がありますよ。

消防士は公務員なので、ネット上に「本音」を書くことが許されていません。そのため真実が隠されがちですが、退職した僕が代わりに消防士の闇を全てぶっちゃけます。

それでは、順番に見ていきましょう。

消防士の「お金」について

  • 給料はそんなに高くない
  • 退職金やボーナスが高かったが、年々下がっている
  • 副業禁止&休みが多くてお金が減る一方

↑結論、消防士はお金に余裕がありません。

「公務員 = 安定」というイメージは、10年前くらいから完全に終わりました。

地方公務員の給料は年々下がっており、50歳を過ぎてようやくそれなりというレベル。若いうちは安い給料で、しかも休日が多く散財しがち。貯金などほとんどできません。

副業を政府が推奨している点からも、今は民間企業の方がお金の面で有利。

公務員に残された唯一のメリットは「リストラがない点」だけです。

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消防士の「やりがい」について

  • 頑張っても出世・給料アップにはつながらない
  • リストラがないのでサボったもん勝ち
  • サボる上司の尻拭いをする日々
  • 新しいことをやろうとしても上に潰される
  • 軽傷の高齢者による「タクシー救急」ばかり

現実は悲惨なものですよ。

消防士という組織は「努力が報われない世界」です。

「人の命を助ける」って、もちろん素晴らしいこと。でもそれだけで一生モチベーションを保てますか?昼寝ばかりしているクソ上司があなたに命令するような現場で、本当に市民を救うために命を張れますか?

消防士は、一見やりがいに満ちた仕事。

しかし実際は、組織・上司のせいでやりがいを忘れてしまった消防士も多いのです。

消防士の「パワハラ」について

  • 一昔前よりは、パワハラは減っている
  • しかし事実として今だに根強くパワハラが存在
  • ニュースにならないものの、消防士の自殺者は非常に多い

↑消防士 = パワハラといっても大袈裟じゃないです。

年功序列による「縦社会」で、能力やスキルとは関係なく「年上がエライ」世界。

どんなに優秀な若手でも、クソ上司に目をつけられたらパワハラ地獄です。暴言や説教はもちろん、無視・仕事を異常に与えられる・みんなの前でこき下ろすなど、やりたい放題。

パワハラ上司に、強く言い返せるなら問題ないでしょう。

しかし多くの若手消防士は、パワハラに対応できず病んでしまうことが多いのです。

辞めたからこそ本音で言える『消防士はやめておけ』

辞めたからこそ本音で言える『消防士はやめておけ』

ここまでのまとめ

  • お金の面でもメリットがほとんどない
  • やりがいがなく、成長している実感がない
  • パワハラ・クソ上司の言いなりでストレスだらけ

↑僕が、消防士を辞めた主な理由です。

もちろん、僕も最初は『火災現場で人を助けたい!』などの熱い気持ちでした。

大体4年目くらいまではモチベーションが高かった。しかし5年目、消防士の仕事にひと通り慣れたあたりで「違和感」に気付き始めたんですよね。

消防士は、社会とかけ離れた「腐っている組織」だと感じてしまったのです。

あなたは、前向きに消防士人生を送れそうですか?

あなたは、何のために消防士をやる?

  • 人助けがしたい?
  • 正義のヒーローになりたい?
  • 体を鍛えつつ、お金を稼ぎたい?

ぜひその気持ちを忘れず、定年まで市民のために働ける消防士でいてください。

事実として、信念を持ってやり遂げる、素晴らしい消防士もいますのでね。

ただし僕が「本音」を伝えるとしたら、上記のような「動機」はおすすめしません。失ったときに『俺は何のために消防士になったんだ…』と絶望するからです。

それよりも、「公務員だし、クビはないし、モテそうだし…」などの動機の方が100倍マシ。

真面目で一生懸命な消防士ほど、精神を病んでしまいやすいのでね。

あなたの上司を、あなたは尊敬できるか?

  • 自分は仕事をせず、部下に説教ばかりする上司
  • 責任の1つも取れず、ただ幹部の言いなりになる上司
  • ろくに勉強せず、ただ歳を取っただけで出世した無能な上司

↑どの消防署にも、必ずクソ上司がいます。

こういった上司と一緒に働きながらも、あなたは市民のために頑張らなければなりません。

年功序列ということは、上司の命令は絶対です。危険な現場でも、クソ上司が「突撃ー!」と言ったら従わなければならない。何もできないクソ上司に、あなたは服従できますか?

ちなみに僕は、上司との「口論」がめちゃくちゃ多い消防士でした。

仕事もできず、責任も取れず、そのくせ偉そうに振る舞う太ったおっさん。

なぜこいつが消防士として、自分に命令しているのかが、全く分からなかったのです…。

一般企業に来たらマジで人生変わった

毎日クソ上司にイライラして、組織の古い慣習にイライラして…。

ちょっとずつ転職の準備を始め、4年かけて一般企業へ移りました。

その結果、控えめに言って「最高」でした。努力すれば、サボっている年上より認めてもらえること。周りが全員、同じ目的を持って頑張っている環境。そしてくだらない風習など一切ない、クリーンな職場…。

もし、現役消防士でこの記事を読んでいる人がいたら伝えたいです。

『辞めたいと思ってるなら、マジでさっさと辞めた方がいい』

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ネット上の「消防士の本音」がマジでヤバい件

ネット上の「消防士の本音」がマジでヤバい件

Honne.biz(本音ビズ)というサイトから、一部掲載します↓↓

人間が腐る
ストレス
社会性の欠如
薄給
底辺という言葉を具現化した奴ら

俺も相当なクズだと自覚してきたが、それを余裕で上回る奴らの集まり。理不尽当たり前(パンピーが思う理不尽を超えてる)
だし、血反吐が出る。
良い心を持ってる子は消防あきらめましょう。
Honne.biz

・管理職がアホばっかり
・無駄な仕事が多い
・やりがいなし
・現場で使えない意味のない訓練(特に救助隊)
・消防団の世話

消防を目指している君達、ここに入るのは止めとけ
Honne.biz

パワハラは一生消えない
昔の風習?がまだ残ってるし、若い子らもそれに染まる。
自由な時間がない
アホ上司の機嫌取り
1年目は、はいとすいませんしか言ってはいけない。
休み取れても気が休めない
私は数年働いて思ったのは、この先は成長も感じないし、まともな趣味も楽しめない。
アホ上司の犬になりたくない。
退職前に有給使わしてくれないアホ組織
休みの日とか勉強とかで、何も出来なくて辛かった。

あんなアホ組織に染まりたくないし、退職して民間企業に勤めてらのですが、精神的にも楽になり、色んな趣味に打ち込める。
今思えば、辞めて本当に良かったなと思う。
安定とかよりも、なりより健康が1番大事。
Honne.biz

↑全て、実際に働いている(いた)消防士の本音です。

もちろん仕事に満足してる人はわざわざ書き込みなんてしないとは思いますが…。

しかし、事実として消防士の本音は「最悪中の最悪」なんですよね。これほどに悪評ばかり書き込まれている職業は、消防士と介護士だけです…。

これをみてどう思うか、しっかり考えてみるのも大切ですよ。

『最低な職場だ!』←なぜ辞めないのか?

消防士を辞めたいけど、辞められない人が大多数なんです。

つまり、あなたも同じように「蟻地獄」にハマる可能性が高い。

  • 民間へ行ける知識・スキルがなにもない
  • 結局、公務員の見かけの安定にすがってしまう
  • 上司や家族から辞めるのを猛反対される

↑上記が主な理由ですね。

クソ上司に従って頑張っても、身につくのは「消防士としてのスキル」だけです。

民間企業で活躍できるようなスキルは、一切身につかない。なので転職先が見つからず、ダラダラと消防士を続けている状況。僕だって4年かかりましたからね。

辞められない仕事なのに、その仕事が「最悪」だったら?

人生が不幸なのは間違い無いですよね。

消防士をやるなら、それ相応の覚悟が必要です。事前に、よーく考えて欲しいと思います。

消防士をやるべき人は「正義感の塊」か「無能」だけ

  • クソ上司にも、文句を一切言わず従える
  • 「市民のため」だけに、自分の全てを投げ出せる
  • 他の仕事が何もできないほど、無能

すごく差別的な発言かもですが…消防士は「バカ」にしか向いてません。

優秀な人・あるいは物事を深く考えられる人は、消防士をやらない方がいいですよ。

せっかくの能力も、消防士になったら潰されるだけです。だって若手消防士は例外なく「将棋の駒」と同等の扱いだから。あなたのスキルや知識を活かせる環境は、ほとんどありません。

クソ上司の行動・発言に「違和感」を感じるのは、あなたが無能ではない証拠。

となると、消防士を続けるより、他の仕事へ行った方が確実に活躍できると思います。

消防士を続けていける自信がないあなたへ

消防士を続けていける自信がないあなたへ

ここまで、本音を語り過ぎて引いてしまった方もいるかもです(笑)

しかし、それでも将来の夢が消防士なら、なってみればいいと思います。

僕自身、実際に消防士になるまでは、まさか8年で転職するなんて思ってもみませんでしたしね。やってみなきゃ分からないことも多いものです。

そんなあなたへ、最後にアドバイス。

消防士になってみて、もし途中で嫌になってしまった場合。

ぜひこの記事のことを思い出して、「辞めた方がいい・転職した方がいい」という考えを持ってくれることを願います。消防士は、辞めたいと思った瞬間が「最後」ですからね。

ぜひ、この記事の存在を覚えておいて欲しいと思います。

未来の消防士さんを、心から応援しています。

※ここまで読んでくれた「現役」の消防士のあなた。きっと『辞めたい…』と思っているからこそ、この記事に共感して読み進めてくれたのでしょう。

ならば、「やるべきこと」は1つだけですよ。

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