↑こんな疑問へお答えします。
結論、消防士になるのに、運動神経はマジで〝超・最低限〟あれば大丈夫。
この記事は、消防士に必要な能力についてのお話。
イメージでは「運動能力」こそ大事だと思われがちですが、実はそうじゃないよーってことをお伝えできればなと。
100%、消防士の採用試験でも有利になる情報です。
ぜひ3分ほどお付き合いくださいなm(_ _)m
消防士になるのにズバ抜けた運動神経など不要【筋肉バカは落ちる】
- 最低限の体力があればいい
- どうせ消防学校でそれなりに鍛える
- むしろ「勉強」の方が100億倍大事
↑これがリアル。
なので、運動が苦手とか体力面が不安とか…全く気にしなくてOKです。
運動『しか』してない人が間違えて消防士になると、〝使えない奴〟認定されます…。
消防士に求められるのは、ズバ抜けた運動神経ではないってことを、しっかり覚えといてください。
消防士になりたいなら〝勉強〟しよう
- 消防士の採用試験のメインは「学力テスト」
- 採用されてからも勉強することはたくさん
- 運動は最低限で良くて、優秀な消防士は皆勉強熱心
↑はい。これが結論です。
消防士になりたいのなら、運動ではなく〝勉強〟をしてください。
事実、僕も運動神経なんて超・普通でしたしねw
ただ、それなりに公務員試験の勉強をしたから、受かったんです。
運動神経だけを頼りに消防士になるとヤバい
- 体力もさることながら「覚えること」が多い
- 自分で色々と学び、知識を得ていく必要がある
- 勉強ができない・苦手な消防士は無能扱いされる
消防士の仕事って、ただがむしゃらに頑張ればいいってもんじゃないんすよ。
どちらかというと「知的」で、理論や知識を武器に現場に立ち向かう仕事なんです。
そうじゃなくて、どうすればより効率的に火を消せるか「頭で考える」もの。
火という「科学的エネルギー」に対し、どうアプローチするのが正解なのか?
風向きや火勢の状況から、どの方向から放水するのが1番効果的か?
こういった知識をフルに活かせるよう〝勉強〟が自発的にできる消防士こそ優秀。
だからこそ、体力試験ではなく学力テストが一次試験になってるってわけです。
消防士になるのに必要な〝最低限の〟運動神経とは
- 必須なのは「ゆっくり1~2km走れる」こと
- 腕立て伏せや懸垂は〝人並み以下〟でも良い
- 腹筋・反復横跳び・長座体前屈など〝オマケ〟です
↑はい。イージーですw
現時点で、上記を満たさない男性はほとんどいないはず。女性だっていけますよね。
少し、それぞれについて詳しく解説します。
必須なのは「ゆっくり1~2km走れる」こと
と言っても、めちゃくちゃゆっくり走るだけなのでほぼ大丈夫w
どんなに早くても1km5分~6分くらいのペースだと思います。
すでにある程度走れるなら、もう体力試験のガチ対策は不要。
あくまでも「勉強」を最優先にし、余った時間で筋トレするなどの位置付けにしましょう。
腕立て伏せや懸垂は〝人並み以下〟でも良い
- 腕立て伏せ:10回できりゃいい
- 懸垂:2〜3回できりゃいい
↑体力試験に組み込まれている消防本部と、そうでない消防本部があります。
もちろん、腕っぷしに関しては強い方がいいんすけど…。
別に、最低限できればマイナス評価にはならないはずですよ。
なので、消防士の採用試験対策、優先順位は…。
こうなるわけです↓
- 1位 学力テスト(筆記試験)
- 2位 面接(集団面接の場合も)
- 3位 体力試験
限られた時間で消防士に合格したいなら、運動神経なんて後回し・無視で良いのですよ。
腹筋・反復横跳び・長座体前屈など〝オマケ〟です
- 腹筋
- 反復横跳び
- 長座体前屈
- 立ち幅跳び
- 握力
↑消防本部により、試験の内容はバラバラです。
しかしどれをとっても「別に超・最低限で良い」はずなんすよ。
採用・不採用を決める試験官も、その辺は理解してるはず。
細かな運動神経の差は、どうしても決め手がない時の〝最後の最後に明暗を分ける〟程度のものです。
そんなことに集中するより、テストで高得点取るため勉強する方がよっぽどお得だよって話。
たとえ運動神経が人よりなくても、いくらでも逆転可能なので諦めずにいきましょう。
消防士で運動神経が求められるのは「特別救助隊」だけ
- いわゆるハイパーレスキュー
- 小さな消防本部には存在しない
- 入隊のための体力試験がある場合も
もし、特別救助隊を目指すなら運動神経はあるに越したことはないです。
そうでないなら、運動神経なんてあってもなくても変わりませんw
…実際はただの脳筋集団で、ほとんどの場面で1ミリも使えなかったりするんすけど(ボソッ)
もしハイパーを目指すなら、ある程度までは運動神経を磨いておくべきでしょう。
ハイパーレスキュー(東京消防庁)入隊の条件
腹筋 | 1分間に70回以上 |
---|---|
懸垂 | 3秒ごとの実施で25回以上 |
垂直飛び | 65cm以上 |
反復横とび | 20秒間で70回以上 |
腕立て伏せ | 2秒ごとの実施で120回以上 |
1500m走 | 4分50秒以内 |
もしかすると今は変更があるかもですが、まあ目安として。
ぶっちゃけ僕には到底不可能なレベルの、高い運動能力が求められます。
ほとんどの消防士が、特別救助隊など目指さず他の隊で活躍してます。
消防士としてのランクや地位には全く影響ないので、心配いりません。
消防士に1番役立つ能力は「知識欲」である
- 研究:『より精度の高い放水は?』
- 想定:『こんな場面に当たったら、何が必要?』
- 勉強:『この資機材はどんな性能?どう使う?』
消防士にとって1番役立つ能力、それが〝知りたがる力〟です。
というか、どの仕事においても知識欲がある人とない人とでは伸びが全然違うと思います。
運動神経がいいとか、走るのが早いとか、マジで現場と無関係。
言葉を選ばずにいうと…「バカ」は現場で邪魔なだけですのでねw
そんなわけで、消防士と運動神経に「直接の関係はない」ってこと。
体を鍛えるのは大いに結構ですが、その前に1人の社会人としての教養を持ちましょうね。
運動神経に自信がない人が消防士を目指すには
- 一次試験(学力テスト)に全集中しろ
- 空いた時間でランニングだけしとけ
- もし運動能力が低くても「一生懸命さ」は買われる
↑上記のとおり。
めっちゃくちゃ運動神経が悪い人でも、現実として大勢消防士になってます。
順番に、試験対策のキモについて深掘ります。
とにかく「一次試験」に受からなきゃ始まらないよ?
テストの点数が低ければ、イチローだって大谷翔平だって不合格。
それが、消防士という職種の採用試験です。
しかし、懸垂が4回しかできない僕が受かって、30回できる友人は落ちたんすよ。
友人は学力テストの点数が低かったから。理由はそれだけです。
もし不安があるなら、今すぐ過去問を解いてください。
それが1番近道なのは間違いありませんからね。
ランニングと腕立てを少しずつやろう
何度も言いますが、これら体力試験は「一次試験で受かった人」だけしか参加できません。
一生懸命ランニングしてても、テストがダメなら体力を披露する前に不合格なんすよ。
僕、マジで体力試験の対策なんてなーんにもしてないっすからw
消防士の採用試験は「総合点」での勝負です【運動苦手でも受かる】
- 『あいつちょっとバテてるけど、頑張ってるな…』
- 『こいつ運動神経悪いけど、面接の受け答えはピカイチだな』
- 『運動神経は平凡だけど、テストが満点か』
↑こんな感じで、総合点での勝負なんすよ。
※あくまでも僕の〝予想〟です。しかし、こうでなければ優秀な人材など集まらないと思います。
※もし総合点じゃないという消防本部さんがあれば教えてください。ないと思いますがw
運動神経がない人でも、消防士は目指していいと思いますよ!
まとめ|消防士の能力は運動神経だけで決まらない
消防士として、運動能力や体力、スポーツ歴はあって困ることはないでしょう。
しかし、それだけが全てだと思うのは大間違い。
…では、過去問を解いてください!頑張ってね!!!w
本記事は以上です。