↑こんな方へ。
消防士→会社員というルートを歩んだ僕が、消防士のデメリットをぶっちゃけます。
デメリットに耐えられず、消防士を辞めた僕。
その結果『もっと早く辞めたらよかった…』と強く感じるのが、その何よりの証拠かなーと。
ネット上に出回らない、消防士の致命的デメリット7選。
あなたは、このデメリットを乗り越えられますか??(笑)
消防士のデメリット7選【意外と知られていない…】
- 給料は意外と安い
- いまだにパワハラ・いじめが蔓延
- 「目標」を見失いやすい
- 辞めたくても、なかなか辞められない
- スキルが身に付かない
- サボったもん勝ち
- 退職金ベースが下がりまくっている
↑上記のとおり。
挙げだしたらキリがないので、7つに絞りました(笑)
これらの7つは「人生が詰みかねない、甚大なデメリット」です。
市民のヒーローである前に、消防士だって1人の人間です。
仕事にデメリットばかり感じていたら、続けられるものではないですからね…。
給料は意外と安い
しかし実際、消防士の給料は決して高くありません。
むしろ、同い年のサラリーマンより手取りが低かったりすることもザラ。
さらに、消防士は無駄に休日が多い職業。
普通の人が会社で働いているときに、休みでお金を使っているわけですから…。
消防士がお金に余裕があるはずがないのです。
※貧乏な消防士について詳しくは消防士が貧乏であり続ける理由と解決策【ヒーロー?いや、ビンボー】の記事をどうぞ。
いまだにパワハラ・いじめが蔓延
今もなお、何人もの消防士が自殺する環境。
あまり公にされてないので、一般の方はほとんど知らないでしょうけどね…。
消防士にとっての1番の「敵」は、災害ではない。
時代にそぐわないパワハラを当然のようにしてくる、腐った上司です。
もし「理不尽」な職場を嫌がるのなら、消防士には絶対になってはいけません。
「目標」を見失いやすい
- 年功序列がいまだに健在
- 頑張っても、給料は上がらない
- どんなにスキルがあっても、年齢の壁は越えられない
努力しても、報われない世界。それが消防士。
「市民のため」という熱い気持ちが、どこまで持つのかがとても重要です。
だって、努力しようとしなかろうと、未来は変わらないから。
せめて、スキルがある消防士は早く隊長になれるなどの「見返り」を用意すれば良いのに…。
消防士は、断固として年功序列を崩しません。
その結果、「ただ歳を取ること」だけを考える、やる気のない消防士が多くなってしまうのです。
辞めたくても、なかなか辞められない
- 消防・救急・救助スキルは他で役に立たない
- 他にできることやアピールポイントがない
- 消防署の常識は、一般社会で通用しない
↑最大のデメリットかもしれません。
消防士として働いている間に得た経験やスキルは、「消防士以外」では全く無意味です。
ちなみに僕も、辞める決意をしてから実際に辞めるまで「4年」かかってます。
何とか一般社会で活躍できるように準備していたら、30歳過ぎてました…(笑)
それほど「消防士は、他では不必要な人材」ってことです…。
※消防士を辞めたい方向けに、【後悔しないために】消防士を辞めたい人が取るべき行動とは?の記事で僕の考えをまとめてます。
スキルが身に付かない
- 火を消すスキル
- 救急のスキル・知識
- 救助・ロープワークのスキル
↑身につくのはこれだけ。
もちろん、人助けのためにはどれも必須の重要スキル。
例えば、今だと「プログラミングができる高校生」は月500万円以上稼ぎます。
これが、本当の意味での「スキル」ですよね。
一方で、もし消防士として日本一の能力があっても、年齢相応の給料しか出ません。
消防士として働くと、周りの人にスキルで一生追いつかないほどの差がつけられます。
これは、デメリットというより「死活問題」と言えると思います…。
サボったもん勝ち
- 『明日の訓練、用事があって出れません』
- 『車の運転は苦手なので機関員はできません』
- 『研修ですか?僕には荷が重いです…』
↑このように、「嫌です」という消防士が近くにいるとどうなるか?
サボったやつの代わりに、サボっていない「あなた」が多く働かされることになります。
なので、面倒なことは「嫌」と言ってサボる消防士が大量発生。
文句を言わず頑張っている消防士が、『なんで俺ばっかり…』という不満を抱く最悪の環境です。
公共のために働く消防士。その中身は、世の中で1番不平等にできていたりします。
退職金ベースが下がりまくっている
消防士の退職金は、ここ10年で600万円の減額。
今20〜30代の消防士は、下手したらほとんど退職金をもらえない可能性まで出てきました。
これまで挙げたデメリットを、全て我慢して何とか消防士を続けたとしても…。
老後も楽できず、「後悔」を引きずったまま死にゆく消防士が、今後増えると思います。
消防士のデメリットは、永久に良くならない件
↑こういう消防士もいるかもしれません。
諦められず、頑張って組織や管理職に「改革」を訴える若手も、いるかもしれませんね。
しかし残念ながら。この先何年経とうと、この消防士のデメリット7つが改善することはないです。これは、断言できます。
消防士のあなたに今必要なのは「変えようとすること」ではないです。
それは無駄に終わるだけ。「今後について考えること」の方が、よっぽど重要ですよ。
組織が変わらない理由は管理職の「保身」
- 変化をして何か問題があったら責任問題になる
- そもそも今までのやり方を変えるのは労力もかかるし嫌
- 何もせず退職を迎えれば、あとは楽に生きられる
↑これが、消防の管理職の「本音」です。
現場でバリバリやっていた若手時代を経て、50歳くらいに管理職になった消防士。
全員が「保身」に走ります。だって、あとは定年を迎えるだけだから。
『慣習や伝統を大事にしろ!』とか。
『昔からのやり方を守れ!』とか。
こんな言葉しか出てこないような「保身」に走った連中が舵を取るのが、消防組織。
なかなか、一般社会のような改革をするのが難しいと言うのが現状です。
あなた1人の努力では、何も変わらない現実
- 『この仕事やこの訓練、もう意味ないし辞めませんか?』
- 『効率を考えて、この業務はやり方をこう変えませんか?』
- 『研修に行きたいという意欲ある消防士に、手当や補助金を…』
↑管理職連中が「ダメだ」といえば、それで終わりですよね。
「今までこのやり方で良かった」と考えているので、そう簡単には受け入れてくれません。
しかし消防士は、その「会社では当たり前の改革」を、知りません。
社会の常識を知らないまま管理職になった消防士は、変わることを望みません。
これが、消防士という仕事のデメリットが今後もなくならない「顕然たる証拠」です。
消防士は致命的なデメリットとどう付き合うべきか?
僕が思うに、大きく分けて3つの選択肢があります。
- デメリットを忘れるほど、消防士の仕事に夢中になる
- デメリットは変わらないと諦め、頑張らず適当に続ける
- 消防士を辞める
↑これです。
実際に辞めた僕から言わせれば…1番良いと思うのは「②」ですね。
やる気ある消防士には申し訳ないですが…(笑)
公務員という立場を利用して、ラクに甘い汁をすする消防士が1番賢いと思いますよ。
消防士の唯一のメリットは「余裕」
- 休日が多い時間の余裕
- サボっても給料が減らない余裕
- 消防士さえ続けていれば、食いっぱぐれることはない余裕
↑チート職業じゃないですか!(笑)
どんなにやる気がなくても。どんなにテキトーでも。
消防士であり続ける限り、それなりの水準の生活が約束されているわけですから…。
だって、一生懸命やっても「損」するだけだから。
最低限、市民のピンチの時に動けるなら誰も文句は言いません。
ちょびっと訓練して、あとは休憩。それで一生お金に困らないなんて、最高ですからね…。
消防士を辞めたくなっても、すぐに辞めてはいけない
確信がないうちは、辞めてはいけない。
それほど、消防士ってのは「他じゃ使い物にならない」んです。
無鉄砲に消防士を辞めると、次の収入源に困ります。
だったら、テキトーに仕事をこなしつつゆっくり準備した方がいいです。
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当直勤務をしながらでも、いくらでもスキルを磨けます。
消防士をやりながらでも、いくらでも次の転職先を見つけることができます。
組織は変わらないので、「自分を変える」のが賢い選択ですよ。
まとめ|消防士のデメリット
『このままじゃいけない』と思えるあなたは大丈夫。
中にはいまだにデメリットに気づかず、思考停止で生きている消防士もいるのですから…(笑)
消防士のデメリットは、どれも「一般企業」には存在しないものばかりです。
本記事が、今後のあなたの消防士人生を変えるきっかけになれば幸いです。
それでは、また!