消防士を辞める

【重要】消防士と民間の違いとは?両方経験した僕が語る転職のコツ

【重要】消防士と民間の違いとは?両方経験した僕が語る転職のコツ
消防士くん
消防士くん
消防士と民間って、どのくらい違うんだろ?正直、消防士を辞めて民間企業に行きたい気持ちもあって悩んでます…。

↑こんな方向けの記事。

消防士と民間って、もうビックリするくらい「別世界」ですよって話をしていきますw

本記事の内容

  • 消防士と民間企業の決定的な5つの違い
  • 消防士と民間、どちらが良いか?
  • 消防士から民間への転職を成功させるコツ

僕は3年前に消防士を辞め、民間企業で営業係長をしてます。

消防士時代は無能扱いされていた僕ですが、転職後2年目(32歳)で出世できました。人生唯一の自慢ですw

きっとこれは、僕にとって〝消防士より民間の方が合っていたから〟だと思うんですよね。でも現・消防士であるあなたは、まだ民間について知らない。だからこそ不安なわけです。

ってことで、この記事では消防士と民間の違いを、両方経験した僕目線で語ります。

冷静に『どっちが良いか?』という視点で、あなた自身で考えてみて欲しいのです。

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消防士と民間企業の5つの違いとは?【どちらも経験した僕が語る】

消防士と民間企業の5つの違いとは?【どちらも経験した僕が語る】

  • 仕事内容の違い
  • 給料の違い
  • 採用方法の違い
  • 待遇や評価方法の違い
  • 休日数の違い

↑上記の5つの観点から、消防士と民間で何が違うかを解説。

先に伝えておきますが…マジで恐ろしいほどの差がありますw

何が言いたいかって「向いていない方・合わない方」にい続けると、100%後悔の残る人生になるってこと。消防士と民間では、そのくらい〝真逆〟の生き方になるんすよ。

だからこそ、じっくり考えて今後について選択するべきだと思うのです。

では、5つ順番に見ていきましょう。

仕事内容の違い

消防士
  • 市民のため
  • 公共のため
  • 国のため
民間
  • 利益のため
  • 売上のため
  • 会社存続のため

↑上記のとおり。

消防士は、あくまでも「利益(お金)」ではなく「市民のため」に働く仕事です。

これ、何が違うかって「仕事に対する報酬」が違うんです。民間では売上を伸ばせば給料や出世という形で帰ってきますが、消防士はどれだけ結果を残しても大きくは変わりませんよね。

民間の仕事は、会社が売上を伸ばしていくために行うもの。

一方、消防士は「正義感」だけを拠り所に、無償の奉仕をするというイメージ。

ここに、根本的で大幅な違いがあるんですよね。

給料の違い

消防士
  • 市民の税金から支払われる
  • あらかじめ額が決まっている
民間
  • 会社から支払われる
  • 金額は成果によって上下する

本当の意味での〝固定給〟なのが、消防士。

僕ら民間人の払った税金が給料の源なんだから、当たり前です。

いっぽう、民間企業は会社が給料を決め、支払います。つまりあなたの努力量や成績などで、消防士ではあり得ないような大きな給料を得られる可能性もある。

ただし、民間の給料は消防士のような「安定性」はありません。

採用方法の違い

消防士 学力試験・体力試験・面接
民間 履歴書と面接のみ

消防士は、決められた「ボーダーライン」をクリアしないと採用されませんよね。

公務員試験のテストが低いと、どんなに優秀でも落ちるのが特徴的。

いっぽう民間って、テストで点数をつけたりしません。価値観や考え方、持ってる資格やキャリアなど「うちの会社の利益を伸ばしてくれそうか?」だけを基準に採用・不採用が決まります。

消防士の場合、採用の基準となるのは「ある程度の学力と体力があり、国のために頑張ってくれるか?」ですよね。

なので、民間と比べて「勉強だけはできるけど、仕事はできない人」が集まりやすい職業です。

待遇や評価方法の違い

消防士
  • 言われたことをこなせる人が偉い
  • 上司や組織に歯向かわない人が偉い
  • 文句を言わない人が偉い
民間 結果を出した人が偉い

ここは、僕が消防士に見切りをつけた1番の要因です。

消防士って、評価されるのは「従順さ」だけですよね?

上司の言うことに文句を言わないとか、組織のやり方に黙って従うとか、そういう消防士ばかりが評価されます。

一方、民間企業では違います。「結果を出す奴が偉い・結果を出した奴が上に立つ」という世界。なので、僕は32歳ですが、40代の部下がすでに3人います。

消防士の年功序列は、やや〝時代遅れの評価方法〟だとは思います。

ただ、ぶっちゃけ「はいはいって言っとけば結果を出さなくてもそれなりに評価される」という見方もできますw

好き・嫌いが分かれる違いでもありますね。

休日数の違い

消防士 休日数が多い
民間 休日数はやや少ない

土日・ゴールデンウィーク・年末年始などの大型連休に関しては、たしかに民間の方が強い。

しかし1年間トータルで考えると、やっぱり消防士の休日数はスバ抜けてます。

詳しくは消防士の休日数の多さは異常です【休みすぎてダメ人間になる…】の記事でも語っていますが、消防士の休日数の多さは、それを活かして成長する人と、ダラダラ浪費して堕ちていく人を二分するものですね。

いっぽう民間の場合、毎日夕方には帰れるものの、5日連続でお仕事です。

僕は24時間働くより民間の方が合っていますが、休みが多さ=ハッピーなら、消防士の方がいいかも知れませんね。

消防士と民間、どちらが良いか?【結論:人による】

消防士と民間、どちらが良いか?【結論:人による】

マジで人によるんですよ…w

だって、僕がいくら『民間の方がいいよ!』と熱弁しても、やってみなきゃ分からないですもんねw

ただ、1つ言えるのは「悩みながら消防士をするくらいなら、辞めた方がいい」ということです。だって、休日数が多いのに悩んでるってことは、組織に何か問題があるとしか思えないですもん。

僕も、民間に来て『くそ、休み少ねえ…』と思うことはあります。

でも、消防士の頃のような『なんでこんなことしなきゃいけないの?』という無駄な業務やパワハラまがいの上司からの説教などのストレスが一切ないので、今のところすごく快適。

消防士の魅力って、単純に休日数だけだったんだなーって思うのです。

過酷な労働環境に悩む消防士は多い

  • 出動ばかりでまともに睡眠も取れない
  • 上司からのパワハラ・仕事量に辟易
  • 若手ばかりいろいろな訓練をやらされる

↑まあ、消防本部によるとは思うんですが…。

正直、今の僕から言わせると『そんなに頑張って月20万程度なの!?』っていう話なんですよ。

ただでさえミスの許されない現場活動に加え、キツい訓練、さらには頭ガチガチの上司の命令で報告書作成、休日に呼び出しくらってまた訓練…とか、ちょっとブラックすぎます。

民間企業で同じレベルのストレスを受ければ、その分もう少し給料面・出世で見返りがある。

いま、消防士として必要以上の労働を強いられていると感じるあなた。

恐らくですが…めちゃくちゃ損してますよ。

消防士は「定年まで辞めないことを前提」とした組織

  • 消防士の世界でしか通用しない技術・知識・スキル
  • 消防士の仕事でしか使えない事務仕事能力
  • 消防士以外ではとっくに時代遅れの「年上がエラい風潮」

消防士の仕事は、消防士を定年まで続けることが前提の「潰しが効かない仕事」です。

民間へ転職したら、消防士時代の経験などマジで1つも役立ちませんでしたのでね…。

だからこそ、僕も民間へ転職した際には完全に「30歳・ビジネス経験なし」という評価をされましたwただ、会社に入ってからの頑張りでいくらでもひっくり返せるのがいいところ。

この記事を読んでいる消防士のあなたは、もしかすると「辞めたいかも…」と思ってますかね。

それ、1回でも思った時点で「消防士としてのスキルを身に付ける意味」がなくなっちゃうと思いませんか?w

これこそが、消防士と民間の決定的な「人生の可能性の差」とも、言えるわけです。

ただ、民間にも当たり外れはある

ここまで、消防士を辞めた僕のポジショントークばかり展開しました。スミマセン。

あくまで中立の立場に戻って本音を語ると、『民間もヤバい所はヤバい』ですw

消防士と違って、民間企業って大小様々で、1つ1つ運営方針も違いますよね。社長がいい人な場合もあるし、社員を安くこき使うことしか考えていないヤバい経営者だっています。

消防士と違い、民間では転職に転職を重ねるのはごく一般的なことになってます。

当たり外れがある民間の世界だからこそ、消防士と違ってポンポン職を変える人が多いって感じなんですよね。

消防士から民間への転職を成功させるコツ【経験談を語る】

消防士から民間への転職を成功させるコツ【経験談を語る】

POINT

  • 転職先が決まるまで辞めない
  • 豊富な休日を有効活用する
  • 『何がしたいか?』より『何ができるか?』の方が大事

↑上記のとおり。

まず結論、消防士がなんの対策もなしに民間企業へ転職するのはほぼ不可能だと思います。

消防士でいた期間なんて、民間からするとニートみたいなもんですからw

しっかりと求人探しをしたり、焦らず何か資格・スキルをとって準備したり、自分に合っている職種を冷静に見極めたり…。賢い行動をしなければ、ブラック企業に当たって後悔するかも知れませんしね。

では、順番に詳しく見ていきましょうか。

転職先が決まるまで辞めない

これは〝絶対〟です。

転職先が決まるまで、消防士を辞めちゃダメ。

消防士は公務員なので、再就職までの雇用保険やハローワークから給付金が一切貰えないので。

求人サイト・転職エージェントを使って色々な企業にエントリー。面接を受けて、採用が決まって初めてゴールです。最後の最後まで、消防士として給料はもらい続けましょう。

ってことで、まず必須で登録すべき求人サイトはこちら↓↓

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  • リクナビNEXT
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あと、もしあなたが「体育会系の消防士」として生きてきたなら、下記のエージェントも役に立つはず。

当サイトからの紹介で、すでに何名かの消防士から無料相談への申し込みがあります。

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豊富な休日を有効活用する

  • 何か役立ちそうな資格を取る
  • 転職で使えそうなスキルを磨く
  • 色んな場所へ行き、人脈を広げる

↑こんな感じで、じっくり準備するのもアリ。

今だから言えることですが、僕も消防士時代に休日を使って転職の準備をしてました。

個人的におすすめなのは「簿記・FP」などお金に関する資格を勉強することと、あとはパソコン関係のスキルを磨いておくこと。何かと役立ちますよ。エクセル検定とか、ITパスポートとかが強いですね。

好きなものを勉強すればいいですが、とにかく「元・消防士」ってだけじゃ民間では通用しないってことはマジ事実ですw

今すぐの転職が不安…って方は、求人サイトに登録して情報を仕入れつつ、必要そうな〝武器〟を身に付けるため休日を活用。

途中で諦めたとしても、そのまま消防士を続けるだけなので…まずは動き出してみましょうw

『何がしたいか?』より『何ができるか?』の方が大事

※この章で、本記事は終わりです。

最後に少し、僕自身の話をさせてください。

消防士に嫌気がさした僕は、27歳くらいの時に転職を決意しました。

とはいえ、当時の僕は民間で使えるものなど何もない「クソ雑魚」だったわけですw

しかし『やってみたいこと』だけは一丁前にあって。それが「広告代理店」とか「Webデザイナー」とか、そういう意識高い系(?)ばっかりだったんすよwそのために、コツコツデザインの勉強をした時期もありました。1年くらいですかね。

でも結局、今の僕は営業マンをやってます。

僕には営業で人と会話する方が「向いている」ことが、転職までの4年間でハッキリ分かったからなのです。

消防士が急に民間でやりたいことをやるなんて、正直まだ早い

↑これです、圧倒的にこれ。

すっごく現実的な話で申し訳ないけど、消防士を辞めて後悔しないために覚えておいて欲しい。

今まで消防士をやってた人間が、いきなり『やりたいこと』を民間で叶えるのってめちゃくちゃ難しいんすよw周りの人は、もっと早くからその世界1本で努力してきてるんですから。

まずは『向いてること』とか『得意なこと』を見つけて、そこで転職を決めるのが、1番失敗しない方法だって気付いたわけです。

ってことで、考え方としては『自分には何ならできそうか?』を意識するといいよって話。

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それでは、また!